祖母や母からから譲り受けた着物、柄が派手でもう着られなくなった着物…。家で箪笥の肥やしになっている着物って意外にありますよね。

そんな着物たち、なるべくなら高く買い取ってほしい!

そのために必要な5つのコツをお教え致します。

着物を高く売るために知るべきコツ


「大切に着た着物だから少しでも高く買取してほしい」
「着物の価値が分からないから、一度査定をして買取価格を知りたい」

着物は、着物の価値を理解している専門の買取業者に依頼するのが一番高く買取ってもらえます。餅は餅屋!

しかも今は多くの着物専門買取店が存在しており、さらにほとんどの業者が無料査定を実施しているのです。
とくに自宅まで訪問してくれる出張買取は、家にいるだけで査定と買取をしてくれるのでかなりおススメです。

高く売れる着物の特徴


まず、高く売るコツを知る前に、高額買取の対象になりやすい着物を理解しましょう。

・未使用、もしくはキズ・シミなどの汚れがない着物
・正絹の着物
・有名作家の着物
・有名産地の着物

値段のつきにくい着物の特徴


逆に、値段がつきにくかったり買取できなかったりする着物は以下の通り。

・キズ・シミがある、もしくは損傷の激しい着物
・喪服などの真っ黒な着物
・ウールやポリエステルの着物

着物を少しでも高く売る5つのコツ


次は無料査定で着物を少しでも高く買取してもらう5つのコツをご紹介致します。

この5つのコツを抑えることで、あなたの大切な品々を最大限高く売ることができます。
ちょっとの気遣いで印象がだいぶ変わりますので、是非あなたの買取に生かしていただけると嬉しく思います。

それでは1つづつ見ていきましょう!

高額買取のコツ1:保管はきれいに!


高額買取の前提として着物の状態が良いということは、すでに述べました。他のリサイクル品でも同じですが、キズや傷みがないことは大切なポイントです。

それに加えて、着物の場合は保管方法も重要です!きちんと畳み、一枚ずつたとう紙に入れて保管しましょう。シワができないようにしてください。
きれいに保管された着物は、一目見ただけで大事にされてきたんだな~と分かるので、査定する人の心象も変わります。

相手も同じ人間ですから、ぞんざいな扱いを受けている品よりも、大切にされていたことが分かる品の方を、少しでも高く買取しよう!と思い努力してくれます。

ぐちゃぐちゃに畳んだり、何枚も重ねて保管したりするのは避けてください。査定する人に、大事に扱ってなかったんだな~なんて思われるのは避けましょう!

高額買取のコツ2:種類・サイズ・デザイン・ブランドを確認!


着物の種類は、普段着の小紋より訪問着・振袖の方が買取価格も高くなります。もし、高額買取を狙いたいのなら、振袖等を買取してもらいましょう。

また、サイズはお直しができる大きさや、どの人でも着られる大きさが好ましいです。目安としては、丈が155~160cm以上ある着物が高額買取の対象です。

デザインにも注意点があります。

洋服と違って着物は流行り廃りがないと思われがちですが、それは誤りです。洋服ほど波はありませんが、着物にも流行のデザイン、もしくは流行遅れのデザインが存在します。着物のデザインは、約10年で移り変わるので、10年以内のデザインの着物の方が高く売れる傾向にあります。

最後にブランド性です。

有名な加賀友禅や大島紬、結城紬は高額買取になりやすいです。また、有名な作家や、人間国宝の作家の手による着物も高額買取の可能性が高くなります。

高額買取のコツ3:証紙の有無をチェック!


これは高価な着物に限定されますが、有名産地や有名作家の着物には「証紙」がついている場合があります。
「証紙」とは、つまり鑑定書のようなものです。着物の産地や作者が記されています。

証紙の有無は、査定額をかなり左右するので、証紙がある場合は忘れずに提出してください。

発行されている場合、多くはたとう紙の中に着物と一緒に入っているのでチェックしてみましょう。

高額買取のコツ4:その他小物も買取してもらおう!


不必要な和装小物があったら、着物とまとめて同時に買取してもらいましょう。

長襦袢や和装小物の買取を受け付けていない業者もありますが、多くの買取店ではそれら小物の買取もしてくれます。
通常、かんざしや根付、帯揚げ、帯締め等に高額な査定額はつきませんが、まとめて売るとイロをつけてくれることもあるのです。

少しでも高い買取価格をつけたい!という人は、家の中に使っていない下駄や帯止め等の小物がないか、確認してみましょう。

高額買取のコツ5:出張買取で売ろう!キャンペーンを利用しよう!


着物は、専門の買取店に査定を依頼するのが一番高額になると前述しました。それは専門店が「着物の価値を知っていて正しい査定額を出してくれる」という理由もありますが、それだけではありません。

多くの着物専門買取店では「出張買取」を実施しています。これは自宅まで直接訪問してもらう買取方法ですが、この方法、買取店にとってはかなりの負担とコストがかかります。

確かな鑑定眼を持ったスタッフの育成、自宅にあがる際の営業マナーの教育、自宅に伺うまでの交通費・人件費、それを全国対応させるだけのネットワークの構築…
しかも査定自体は無料で行うところが多いのです。

だからこそ、安い査定額を提示して、お客様に「やっぱり売りません」と査定を却下されてしまうと困るわけです。赤字になっちゃいますからね。

よって、査定を断られないようにするために、最初から最大限努力した査定額を提示してくれる買取店が多いのです。

また、買取店で着物を売るとさらに高額買取になる場合があります。それは、キャンペーンを利用すること!

買取店によっては、期間限定で査定額を20%アップ!!など、各種キャンペーンを実施していることがあるので、それらを見逃さずに賢く利用しちゃいましょう!

高額買取のコツ おまけ:買取価格の相場を把握しよう!


こちら、6つ目のコツではなく「おまけ」としたのには理由があります。

じつは、着物の買取価格の相場は「分かりません」というのが一般的。なぜかといえば、同じ着物でも、その着物の状態や保管方法によって、査定額にかなりの差が出てしまうから。

「え~それじゃあ価値があっても安く買い叩かれることがあるんじゃ…」
そんな不安を解消するために、大まかな買取相場を把握しておきましょう!

また、それでも不安な人はいくつかの買取店に無料査定をお願いして、比較検討をしてみることも有効な手段です。
その中で最も高い査定額をつけてくれた買取店に買取を依頼すれば、少しでも高く着物を売ることができます。

着物買取の大まかな相場は?


着物の買取は「実際に見てみないと値段の判断がつけられない」のが通常ですが、大まかな目安となる買取相場は存在します。

振袖・・・・・・1万~4万円
訪問着・・・・・8千~2万円
付け下げ・・・・3千~1万2千円
留袖・・・・・・6千~1万2千円
紬・・・・・・・7千円
小紋・・・・・・3千~6千円
色無地・・・・・3千~5千円
羽織・道行等・・5千~1万円
袋帯・・・・・・8千円
名古屋帯・・・・4千~6千円長襦袢・・・・・・2千円
※買取していない業者もあります。
和装小物・・・・・千~2千円
※帯揚げ・帯締め・下駄等をまとめての平均価格です。

ただし、これらはあくまで「状態がよい」着物の買取価格です。つまり、前述の「高額買取のポイント」を抑えた着物の相場なので注意しましょう。

まとめ


着物を高く売るための5つのコツをご紹介致しました。ポイントは次の5つになります。

・着物をきれいに保管する
・着物の種類、サイズ、ブランドを確認する
・高価な着物は証紙の有無を確認する
・和装小物もまとめて買取してもらう
・出張買取での査定が一番高額になる可能性が高い

もともと着物は反物の状態が一番価値が高く、仕立て上がった状態では価値がないと言う人もいます。そのため、買ったときが高額でも買取段階では、たとえ有名作家や有名産地のものでもかなり価値が下がってしまうもの。

その辺りを理解して、思わぬ高額買取になったらラッキー!程度に思っておくと良いかもしれませんね。


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