本振袖のおすすめリサイクル方法は？買取価格UPのためにできること

婚礼衣装の本振袖。自宅で保管されている方は、場所をとるし保管の手間もかかるし、困っているかもしれませんね。

すてきなお衣装ですが、買い取ってもらえば片付くし、現金も手に入りおこづかいにもなりますよ。

今回は、本振袖のリサイクル方法についてご紹介します。

本振袖は婚礼衣装として利用されます

振袖というと「成人式に着る着物かな」と思われるかもしれませんが、「本振袖」はちょっと違います。さらに引きずるほどに袖が長い超豪華な振袖です。本振袖が登場するシーンは、ずばり結婚式！かつては婚礼衣装の主流でしたが、現代でも和装の花嫁衣装として人気があります。

本振袖は婚礼用の豪華な振袖

本振袖とは大振袖とも言われて袖が長く豪華。未婚女性の第一礼装で最も格式の高い振袖です。袖丈が三尺から三尺三寸（約114～125センチ）です。成人式の振袖は、中振袖と言われていて、袖丈が二尺四寸から二尺八寸（約91～106センチ）です。ただし、最近では女性の身長が高くなり、合わせて袖丈も長くなってきて本振袖と中振袖の区別が袖丈だけでは分からなくなりました。

ここでは婚礼用の豪華な振袖のことを本振袖としておきますね。

婚礼用の本振袖は、昔は黒地が主流だったことから黒が人気です。でも今は赤や白などいろんな色や柄の本振袖が出ています。

結婚式の時、本振袖は、「おはしょり」をつくらずに裾を引きずるように着付けますので「引き振袖」や「お引きずり」とも呼ばれます。袖口や裾には豪華さと歩きやすさのために「ふき」と呼ばれる綿を入れて厚みを出しています。

和装の場合は打掛か本振袖かどちらかを披露宴で着ますね。以前は打掛が多かったですが、最近は本振袖も人気です。本振袖だと髪型も日本髪のかつらではなく、洋髪も似合いますのでアレンジしやすいことや、打掛と違って帯を結ぶので豪華でかれんに見えることが理由に挙げられます。

美しい本振袖はリサイクルへ

本振袖は、豪華な着物ですし、しかもふき綿を入れたりと、とても手間がかかっています。一種の芸術品ともいえますので、もし持っている方がいれば大切にしてほしいものです。

ただし、婚礼衣装用の本振袖ですから人生で着る機会は一度きり。もう着ないという本振袖があるとするならば、場所もとりますし保管の手間もかかるので、リサイクルをおすすめします。

本振袖は、振袖以外にも帯や長襦袢（ながじゅばん）、草履や帯締め帯揚げ、そして小物類など、本振袖にしか合わないものが一緒にあるかもしれません。

また着物は保管にもとても神経をつかいます。ほうっておくと、虫食いやシミ、色あせが必ず起こります。注意していてもダメージが起きてしまいます。

本振袖を無駄にしないように、できるだけ早くリサイクルをすることをおすすめします。

本振袖のリサイクル方法はリメイクか売却

本振袖のリサイクル方法はいろいろあります。以下に代表的な方法をまとめてみました。

ドレスなどに仕立てなおすにはプロ級の技術が必要

着物のリメイクは人気があります。本振袖をセンスよくゴージャスなドレスにリメイクできるとすてきですね。またインテリアなどにも活用する方もいます。もしリメイクするセンスがあったり、着物リメイクができる方に頼むことができたらいいと思います。

ただ、なかなか上手に着物リメイクができる人も少ないのが現実ではないでしょうか。

利用シーンが限定されているので知人に譲りづらい

もし、知り合いの方で本振袖が欲しいという人がいて、譲ることができれば、良いことですね。ただ、婚礼用の本振袖ですから着用機会も限られているかもしれません。

本振袖は結婚式用と説明して譲ってあげてくださいね。成人式用などの振袖として着用するには、豪華すぎて目立ってしまいます。結婚式のゲストとして着るのも当然NGですよ。

もし、婚礼衣装や舞台衣装として使われる方がいても、使用後は必要ないと思いますので、貸衣装と同じ感覚で返却してもらい、リサイクルしてはいかがでしょう。

ハードオフの買取価格は500円ほどなので注意

ハードオフなどのリサイクルショップで買い取りしてもらうのは手軽ですが、おすすめしません。査定をしている人には着物の価値が分かる人が少なく、買取価格が500円とあまりに安いです。

せっかくの本振袖ですから価値のわかるところで買取査定してもらいましょう。

ヤフオクは出品や配送の手間がかかる

ヤフオクなどのオークションでダメージがない良い本振袖は入札がたくさん入り高額で落札されるかもしれません。ただし、ヤフオクで着物の出品は、手間がかかります。

着物の状態や色柄、どこで買ったかブランドを詳しく書くのはもちろん、裄や丈、身幅などを正確に記述して、どのぐらい大きさを伸ばせるかも書かなければなりません。この作業だけで慣れてないと半日から1日はかかります。

また、すぐに落札されるとも限りません。1週間まっても入札が1件も入らないことさえあります。着物をよく見せる写真の撮り方や最初の値段の付け方にも工夫が必要ですね。とにかくヤフオクで本振袖を売るには、手間や時間がかかります。

着物買取専門業者は査定が丁寧で高額になりやすい

おすすめするのは、着物買取の専門業者に買い取ってもらうリサイクル方法です。

たくさんの中古着物の買い取りを専門にしている業者があります。すぐに対応してくれて、着物をていねいに見て査定額を表示してくれます。そしてその場で支払いもしてくれるので、とても手軽で時間がかかりません。価値ある着物は高額査定も期待できます。

また、買い取った着物をきれいにして、再び中古着物として販売しているので、ほんとうに必要としている方の手元に大切な本振袖が届きます。良い着物が無駄にならないので、とてもいいことだと思います。

本振袖の買取依頼の頼み方が大切

着物買取業者で本振袖を売るときに気をつけた方がいいことをまとめてみました。ここで紹介する方法に気をつけるだけで買取査定の金額UPに期待できます。

出張買取を呼んで鑑定スタッフにきちんと査定してもらおう

着物買取を専門にしているサービスはたくさんあり、ネットから申し込むだけで鑑定スタッフを自宅に呼ぶことができます。

出張買取を申し込むと、着物に詳しい鑑定スタッフが自宅に来てくれます。本振袖のセットを運んだり送ったりする手間がかからないのがメリットです。買取価格に納得がいけばその場で取引が成立し、着物をわたします。支払いは現金ですぐに済ませてくれます。

金額に納得行かなければ、キャンセルしてもOKです。

「自宅に他人を上げるのはちょっと」という方は、宅配買取もあります。着払いで送るだけで査定額を教えてくれます。金額に納得できれば取引成立です。キャンセルして返品してもかまいません。

着物買取業者での本振袖の高額買取！秘訣は３つ

高額買取の秘訣は以下の3点です。


着物によっては「証紙」という着物の保証書のようなものがあります。加賀友禅などの伝統工芸品や有名作家のものの場合ですね。これがあれば査定額はかなりUPします。心当たりがあればぜひ探して査定の時に一緒に出してください。

また、証紙がなくてもブランド着物や有名呉服店、百貨店などで買った品物は査定額が良いと思いますので証明となるものがあれば付けておきましょう。

本振袖には、専用の長襦袢（ながじゅばん）があります。あわせて締めた帯もあるはずです。帯締め、帯揚げ、草履、小物類なども、あるなら全てまとめて買い取りしてもらいましょう。査定額がUPします。

最後に「買い取りしてもらおうか」と思ったらできるだけ早く査定してもらうのがおすすめです。先送りにするとシミや虫食いなどのダメージを受けるかもしれません。迷っていると忙しさにまぎれて後回しになりがちです。

着物は、自宅で保管するとダメージが心配です。次に見た時には、虫に食われていたというようなことがないように、できるだけ早く買い取りを申し込んでみてください。査定は無料ですし、本振袖にどれくらいの値段が付くか、試しにいろいろな着物買取業者に査定してもらって一番金額が高いところにしてもいいと思いますよ。

まとめ

本振袖のリサイクル方法についてご紹介しました。花嫁衣装の本振袖。思い出もあるかとは思いますが、せっかくの着物を無駄にしないためにもリサイクルするのが一番です。リサイクルには、手軽で高価買取が期待できる着物買取業者がおすすめです。


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